江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
アルトネ編集部 2018/01/10 |
日本はもちろん世界が認めるエンターテインメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユの創設30周年記念作品「キュリオス」。
北米で250万人以上の動員を記録し初めて海を渡り日本にやってくる!
2018年2月の日本上陸を前にバンクーバー(カナダ)公演を視察。一足早く本作の見どころをご紹介します。
車の窓から大きな大きな劇場テントが見えてくると早くもサーカスの世界に。
グッズ売場も充実し、セピア色で統一された舞台セットとたくさんの小道具など開演前から見どころがいっぱい。タイトルの「KURIOS(キュリオス)」は、「好奇心」「骨董品」という意味を持つ言葉だそうで、タイトル通りの演出が会場に溢れます。風変わりなキャラクターたちも開演前から次々登場。
欧米では、11時11分になると「メイク・ア・ウイッシュ!」とつぶやき、お願いごとをするという風習があるそうです。
「キュリオス」は、その”11時11分“ から1分間の中で起きる想像の世界。開演を待ちながらステージを見つめているとモニターに映し出された時計が“11:10”から”11:11“に。ショーの始まりです。
ステージ上で自転車をこぐ女性がそのまま空に舞い上がり、その美しさに圧倒されている間もなく空中に吊られた自転車の上で様々に体勢を変えていきます。
驚きや感動で自然とため息がでる斬新なステージは、マドンナのツアーショーなどを手掛けたミシェル・ラプリーズによるもの。
ステージ全体を覆う大きいネットを使った、トランポリンの技を使った演目では広大な海の上で生き物たちが飛び跳ねる様子を表し、天井に届きそうなほど。
おなじみの「コミック・アクト」は男性が客席から一人の女性を選びステージに上げ、誘惑しようと奮闘。急遽ステージに上がることとなった女性とのやりとりもその日だけのもの、会場が笑いで包まれます。超人技のパフォーマンスとアコーディオンなどレトロな印象も与える生演奏、色鮮やかで独創的な衣装も素敵で、ステージからは終始目が離せません。
そして、ステージの時計が11時12分に。
約2時間15分の上演時間があっという間に過ぎ、不思議な世界から現実に戻ります。2003年の「キダム」以降、シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演の応援団長を務める小倉智昭さんの10月の日本公演記者発表での言葉。
「本作は、CDのベスト盤みたいなもの、どこから観てもおもしろい。」に納得のステージでした。
興奮冷めやらぬまま翌日はバックステージツアーに特別参加。
アーティストテントにはトレーニングスペースがあり、隣接して関係者用の食堂や大量の洗濯機も並んでいます。
衣装や小道具が並ぶスペースにも潜入してきました。産業革命の時代を彷彿とさせながら、近未来を感じさせる不思議な世界が舞台となる本作。シルク・ドゥ・ソレイユ史上、一番小道具が多く大小様々426個もの小道具が使われています。
1分間の不思議な世界を描く「ダイハツ キュリオス」。
日本では、2018年2月の東京公演を皮切りに、大阪、名古屋、福岡、仙台を巡演。
福岡公演は2019年2月15日(金) 〜 3月31日(日) の全64公演を予定しています。
好奇心の玉手箱がここに。
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