江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
秋吉真由美 2022/04/28 |
ゴールデンウィークに注目したい展覧会をアルトネがピックアップ。スタジオジブリの原点となった雑誌「アニメージュ」の歴史を振り返る展覧会や、世界的デザイナー・コシノジュンコの過去最大の展覧会、『週刊文春』の表紙や星新一など本の装丁などで知られるイラストレーター・和田誠展など、気になる展覧会をまとめて紹介します。
※開館時間変更などの可能性がありますので、来場の際は各展覧会ホームページをご確認ください。
雑誌「アニメージュ」の歴史でスタジオジブリの原点を紐解く
1978年に創刊した日本初の商業アニメ専門誌「アニメージュ」。本展では、創刊当時から80年代にスポットを当て、セル画や資料など200点以上の展示から「アニメージュ」の歴史をたどります。
アニメブームを担った同誌が誕生した背景をはじめ、同誌が注目して特集を続けたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』の当時の誌面の再現や制作資料などは必見。初期のガンプラで再現した名シーンのジオラマも登場します。
同誌の編集を通じて、鈴木敏夫氏が高畑勲・宮崎駿の両監督を見出したことから、映画『風の谷のナウシカ』が誕生、スタジオジブリ設立のきっかけとなりました。
その道のりを、本展が初公開となる『風の谷のナウシカ』のセル画や企画書など、貴重な資料で振り返ります。
そのほか、押井守監督作品『天使のたまご』の貴重な資料や、映画『シン・ゴジラ』のキャラクターデザインや造形監修を手がけた造形作家・竹谷隆之による『風の谷のナウシカ』の「風使いの腐海装束」を完全再現した初の試みも。お見逃しなく。
ファッションブランド「ミナ ペルホネン」のものづくりに迫る
デザイナー・皆川明が設立したブランド「ミナ ペルホネン」。同ブランドの前身となる「ミナ」が誕生したのが1995年。「せめて100年つづくブランドに」との思いで始まりました。
本展では「つづく」をキーワードに、生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトのほか、デザイン原画や映像などが展示されます。
『釣りキチ三平』漫画家・矢口高雄の大回顧展
『釣りキチ三平』『マタギ』『おらが村』などで知られ、2020年にこの世を去った漫画家・矢口高雄。
本展では、初期作品から代表作『釣りキチ三平』のカラーイラストと名シーンの原画、四季折々の情景が描かれたカラーイラストなどを展示。
50年の画業で生みだしたダイナミックで緻密な情景描写が特徴の作品たちが一堂に並びます。
テクテクと歩いて芸術のテクニックを探ろう!
テクテクと展示室を歩いて、多彩なテクニックやテクスチャーによって生まれた作品を楽しもうと、「テクテクテクネー」と名づけられた展覧会。
作品制作の過程や方法に焦点を当て、コレクションを中心に絵画や版画、写真、彫刻などバラエティーに富んだジャンルの作品が、「顔」「花」「水」「音」「黒」のテーマ別に並びます。
鑑賞ガイド「テクテクカード」を手に親子で楽しめます。
世界的デザイナー・コシノジュンコの過去最大の展覧会
19歳で新人デザイナーの登竜門である装苑賞を受賞、パリコレクションへの参加などファッションデザイナーとして世界から高い評価を受けるファッションデザイナー・コシノジュンコ。
本展では、高校時代に描いた絵画から現在までの活動の全貌を紹介。コシノジュンコの過去最大規模の展覧会となっています。
和田誠の83年の生涯で手がけた作品が一堂に
イラストレーターやグラフィックデザイナー、本の装丁や映画監督、エッセイストなどさまざまな肩書を持ち、2019年に83歳でこの世を去った和田誠。
本展では、2000号に及ぶ『週刊文春』の表紙や、星新一などの作家の挿絵や装丁、学生時代に製作したポスターなど、83年の生涯で手がけた作品や資料など約2,800点を展示します。
会期中、監督作品「怪盗ルビィ」などのゆかりの映画作品の特集上映などの関連イベントも開催されます。
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2024/11/23(土) 〜 2024/12/07(土)
福岡市美術館 2階 特別展示室入口付近
2024/12/07(土)
福岡市美術館 1階 ミュージアムホール
2024/10/05(土) 〜 2024/12/08(日)
熊本市現代美術館