幽霊・妖怪画の世界

おそらく「幽霊」と「妖怪」を知らない人はいないでしょう。アニメやゲーム、漫画や映画などでもよく見かけますし、現実で噂話を聞いたことがある人もいるのでは。でも本当に幽霊と妖怪のことを知っている人は、どれほどいるでしょうか？　

福岡市博物館で開催される「幽霊・妖怪画の世界」では、江戸時代から昭和に至るまでの約300年間に描かれた、幽霊と妖怪の絵が約50点紹介されています。彼らの姿は可愛かったり、強そうだったり、時に背筋が凍るほど怖ろしかったりと様々です。今でもよく見かけるキャラクターの原型がいるかと思えば、逆に見たことも聞いたこともないような珍妙な存在もいます。見れば、わくわく時々ゾクゾク！古い絵の中でいきいきとうごめく不思議な隣人たちの姿をぜひお楽しみください。また、これらの絵が描かれた背景を知れば、もしかすると少しだけ「幽霊」や「妖怪」のことも分かるかもしれません。