日程
2021/03/27(土) 〜 2021/06/13(日)
会場 熊本市現代美術館 |
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、熊本市現代美術館は、4月27日(火)から当面の間、休館中です。
※ご来場の際は熊本市現代美術館ホームページをご確認ください。
熊本市現代美術館で「段々降りてゆく —九州の地に根を張る 7 組の表現者」を開催します。
本展では、九州を拠点に、自らの生きる環境に根差した問題意識を持って主体的な活動を行う同時代の表現者7組を紹介します。
九州には、首都圏のように多くの美術館やギャラリーやアートマーケットがあるわけではありません。しかし芸術は、そのような芸術インフラが整った大都市の環境の中でしか生まれないものではありません。地方には、その地方ごとの芸術の存在の仕方があるはずです。そしてまた九州で生きる作家の価値観や行動原理は、大都市に住む人々のそれに追従する必要はありません。必要なのは、自らの問題意識を持ち、自身を取り巻く環境を見つめて応答していくことであり、その先にこそこの土地が独自の文化を持ち、さらに生み出し続けていく可能性があるのではないでしょうか?
本展のタイトルは、熊本出身の詩人・谷川雁(たにがわ がん)の詩論の中の一節を参照しています。
「段々降りてゆく」よりほかないのだ。飛躍は主観的には生れない。下部へ、下部へ、根へ、根へ、花咲かぬ処へ、暗黒のみちる所へ、そこに万有の母がある。存在の原点がある。初発のエネルギイがある。
——谷川雁「原点が存在する」1954
自身の存在の核心をなしているものを掴もうと地道な模索を続ける作家の姿勢、あるいは自らのいる環境・状況を見定めた上でそこから自身の表現を立ち上げようとする姿勢を、この「段々降りてゆく」という言葉のイメージに重ねています。
それぞれの場所で展開される作家たちの実践例を通して、九州の環境と状況に即した芸術や表現者のあり方、そして「私たちにとって切実な表現とは何か?」ということを、考えてみませんか。
【出展作家】
加藤笑平、すうひゃん。、畑直幸、オレクトロニカ、宮本華子、HOTEL ASIA PROJECT、山内光枝
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2024/11/23(土) 〜 2024/12/07(土)
福岡市美術館 2階 特別展示室入口付近
2024/12/07(土)
福岡市美術館 1階 ミュージアムホール
2024/10/05(土) 〜 2024/12/08(日)
熊本市現代美術館