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福岡アジア美術館
2021/06/03 |
福岡市博多区の青果市場跡地再開発を巡り、2022年春に開業する大型複合商業施設に、国内最大級の「おもちゃ美術館」が開業することが分かった。木の玩具を触って遊べる体験型ミュージアムとして全国に姉妹館が広がる美術館で、九州初進出。同じ複合商業施設には、子ども向け職業体験テーマパーク「キッザニア」の出店も検討されており、子連れで幅広く楽しめるスポットになりそうだ。
開業準備を進めるのは、東京都新宿区で廃校となった小学校を改修し、東京おもちゃ美術館を運営している認定NPO法人「芸術と遊び創造協会」。協会によると、おもちゃ美術館は1984年に東京で生まれ、7年前から沖縄県、秋田県など全国各地に姉妹館が増えている。
福岡は10カ所目で、2022年4月下旬に開業予定。広さは約1500平方メートルで、国内最大規模となる計画だ。
館内には九州産のスギやヒノキで作った積み木やパズル、世界各国の玩具など約8千点を展示。乳児が遊べる玩具を集めた「赤ちゃん木育(もくいく)ひろば」、糸のこぎりで木のおもちゃを作る「糸のこ工房」、縁日の雰囲気を再現した「おもちゃの屋台村」など約10のコーナーを設け、多彩に楽しめる仕掛けを打ち出す。
木工職人とも連携し、伝統工芸の活性化を後押しする。福岡県大川市の家具職人による子ども用家具の展示スペースや、全国のおもちゃ作家の作品を扱うショップも併設する。
おもちゃの魅力を伝えるボランティア「おもちゃ学芸員」が運営をサポート。今夏から養成講座を開き、学芸員の登録者を募る。新型コロナウイルス対策として、来館者を1日3回の入れ替え制にし、おもちゃの消毒も徹底する。
来館者目標は年間20万人以上。協会の多田千尋理事長は「おもちゃは人が生まれて初めて出合うアートで、木の玩具は手触りやぬくもりで感性を育んでくれる。おもちゃを通じ、子どもからお年寄りまでをつなぐ多世代交流のミュージアムにしたい」と話している。 (山下真)
=(5月30日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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