江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
秋吉真由美 2022/08/05 |
国内最大級の自然史系の資料を所蔵する九州大学総合研究博物館。その貴重な資料を一堂に公開する企画展「九大のお宝、み~つけた!『知』のワンダーランドへようこそ」が大野城心のふるさと館で開催されています。
九州大学総合研究博物館は、2000年に九州大学の共同利用研究教育施設として開館。1911年の九州大学設立以来、収集されてきた標本資料のうち、博物館では約155万点の標本資料が保存されているそうです。
本展覧会では、歴代の教授たちによって収集された所蔵品の中から、昆虫や鉱物、化石、はく製など、自然史資料を中心とする200件の資料を展示しています。
3階企画展示室「博物の森へようこそ」では、昆虫や化石、鉱石、植物などを展示。世界には120万種以上が知られているという昆虫ですが、実際には500万種以上いると言われているそうです。
同館所蔵の約100万点の昆虫標本から、選りすぐりの鮮やかな標本が展示された様子は圧巻です。
個性的な形や鮮やかな色、実にさまざまな種類があり、見応えがあります。
色がキレイなものや形が面白いものがそろう西日本屈指のコレクションを誇る鉱物のほか、“生きている化石”の代表とされる巻貝・オキナエビス類などが並びます。
3階ホワイエでは、九州大学の前身「九州帝国大学」時代の木製什器を展示し、当時の研究室を再現しています。戦前に作られた質の良い什器を間近で感じてみてください。
2階特設会場「骨から見た動物の体」では、1,750点のはく製や骨格標本のコレクションの中から、ウサギやモグラ、ブタやイノシシ、カラスなどのはく製、トラやウミガメ、ニシキヘビなどの骨格標本を展示しています。
さまざまな動物の頭蓋骨は、歯の形や並び方やあごの関節、目が入る穴・眼窩(がんか)が草食動物は横、肉食動物は前についているなど、違いを見比べてみてください。
はく製は、羽を広げている状態など、生きているときの形を再現した「本はく製」を展示しています。
期間中は、各分野の教授によるトークショーなども実施予定です。数々の“お宝”はどれも見応えがあるものばかり。夏休みの自由研究などにもおすすめです。どうぞお見逃しなく。
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2024/10/12(土) 〜 2024/12/01(日)
福岡県立美術館
2024/10/12(土) 〜 2024/12/01(日)
大野城心のふるさと館
2024/10/26(土) 〜 2024/12/01(日)
九州芸文館